美術茶論看板
click!network

■click!network:デジタル時代のアートワークへ■

音楽の世界では、ライブハウスがあり、メディアとともに新しい才能を発見し、育てる場とシステムがあります。
画像と比べて情報量が少なくてすむ音楽の世界では、デジタル技術を積極的に取り入れ、画像イメージの未来をも示唆していますが、紙媒体を中心に活躍してきたイラストレーターなどのクリエイター達は、一部の人を除き、コンピューターを始めとするデジタル技術の進歩をつかむ機会も少なく孤立しているのが現状です。

click!networkは、そのような機会に恵まれなかったクリエイターも含め、デジタル技術を活用しながら、ライブハウスのようにユーザーとを結びつけ新しい才能を育てる組織として、株式会社click!Too※と有限会社Networksによって設立されました。
そして、それを実現する場として、1999年11月に株式会社Tooと「ライブギャラリーショップBe.Too」を恵比寿にプレオープンし、2000年4月に正式にオープンいたしました。
同年9月4日には、ホームページを立ち上げ、10月31日には、富士写真フイルム株式会社の「ピクチャnet」に、投稿実験サイト「ぴくちゃギャラリーBe.Too」をスタートいたしました。
その後、インターネットでの実験を積み重ねて、2002年2月21日よりデータベースシステムの立ち上げにともない、ホームページのリニューアルとインターネットでの投票を開始し、デジタル・ギャラリーとしての新しい展開を始めております。
※2002年6月より、株式会社click!Tooの役割は、株式会社Too システム営業部に移管されました。

click!networkの目的と機能

click!networkは、クリエイターが時代に適応した技術を身につけることだけを目指しているわけではありません。それぞれの作品が売れてこそ、プロとしての生活が成り立つわけですから、より市場性の高い作品を創り出すことが求められています。
それを実現するために「ライブギャラリーショップBe.Too」で展示した作品に、お客様の評価を反映させるシステムを構築し、会員が自分の作品を客観的に捉える機会を実現しました。
これによって、今まで作品に対する客観的な評価をすることができなかったクリエイターも、市場の反応を予測することができるようになり、フィードバックすることで新しい可能性を追求することができます。
特に消費者が多様化して、変化も早くなっている現在の環境では「作品」を使用する側にとっても、バックグラウンドがはっきりした「作品」は、安心して採用を検討できると言う利点があります。
click!networkでは、その場合、採用する企業と会員の間に立ち、より市場のニーズにあった作品を提供できる環境をととのえ、双方の機会を広げることを目指しています。
そのため、会の運営は会員を中心に企画展開される形をとっており、クリエイター自身の課題を、仲間の協力によって進めて行くことで、今までに個人レベルでは解決できなかった問題を、解決できるようになってきました。
クリエイター自身の技術の向上と、ビジネスとしての企画提案によって、一人でも多くのクリエイター達が、それぞれの力に相応しい社会的なポジションを確立すること、当たり前のことですが、まだまだ多くの障害が残っています。

■click!networkとライブギャラリー「Be.Too」の沿革■


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