今回のトップは木村さんの「花のある風景 うず」でした。
木村さんの作品は、他にも今回ゼネラルイメージに選出された「廊下・横」が4位に、「顔のある風景 オーイ!」が8位に入っています。
自分の感性に忠実に風景を撮ってきた木村さんですが、最近は考え過ぎるのか、なかなか思うように撮れなくなってきたようです。
Be.Tooショップでのファンが定着してきたので、返って意識するようになったのかも知れません。肩の力を抜いて、これからもどんどん作品を撮ってくれると良いですね。
2位は、同じくゼネラルイメージとなった山崎さんの「空2」です。
この「空2」は初展示からベスト10入りを果たし、ゼネラルイメージへの最短記録となりました。
山崎さんの青を基調とした作品は、比較的投票する方々の層が分散しているようですが、目立つ傾向としては、学生層など若い方の支持が弱いことでしょう。
比較的暗いイメージの作品なので、若い方には入りにくいのかも知れません。
Be.Too展では大きく焼いた作品が展示されましたが、ネットでの展示では暗い部分の階調がつぶれてしまっているため、青の深みが分かりにくいようです。ブロードバンド時代の到来とともに、画質に関してはこれからの課題になると思います。
Giorgioさんの「揚羽のパヴァーヌ」が、今回は3位となりました。
「カナリア」「Vivian Rose」から女性ファンの支持を集めているGiorgioさんの作品は、次第に大きなものになっているので、インターネットでの画像では、細かい部分をなかなか見ることができません。
特に文字の部分は、カリグラファーとしての鋭さがあるのですが、これも拡大しないと分からないので、今後の展示課題になりそうです。
佐藤さんの「恥ずかしがり屋のポスト2」が5位になりました。
「恥ずかしがり屋のポスト」シリーズの作品も、IFさんも加わって点数も増えてきたので、個々の動向だけではなく、連作としてみると「顔のある風景」が出てきたときのよう、にかなり強い動向を示しています。
「顔のある風景」も、18日からの展示では待望の「インド」編が登場。また新しい動きがあるかも知れません。
開楽さんの「ガマン大会」は、今回は6位となりました。
9位にも「morning」が、10位に「D公園にて」が入り、人気も安定してすっかり定着してきたようです。
やはり男性層に強い開楽さんですが、今回の「ガマン大会」には女子学生や若い女性層の投票も加わり、ファン層を確実に広げているのが分かります。
作品の質も揃っているので、絵本などもそろそろ考えながら、次の作品に入るのも良いのではないでしょうか。
日南田さんの「今年もよろしく」は、今回は7位となりました。
ちょろぴは子供から大人まで、ファン層の広がりを見せており、18日からの展示の新しい作品は、絵本を意識して完成度もあがってきています。
寒さがが進むにつれて、炬燵の効果も期待できそうですね。
ベスト10外では、11位「もの想ふ」、12位「秋がしみる」荒木さん、13位「ジッタ君家3」日南田さん、14位「夏の午後」荒木さん、15位「空港近くのホテル」川口さん、16位「大道芸人」開楽さん、17位「エゾリスa16」松岡さん、18位「親子シーサー」あやさん、19位「漂う記憶 続く階段」宮坂さん、20位「秋よのぉ・・」宇多川さんとなりました。