美術茶論

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ライブギャラリーBe.Too
第32回ベスト10発表

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2001年05月21日〜06月15日

ぺっこり夢 2001/05/21〜06/15投票順位

順位 作品ナンバー 作品名 会員名 レイティング 展示回数
1
0199-0006-04  カナリア Giorgio de Cama
12.9
13
2
0099-0009-17   日南田 淳子
12.8
18
3
0099-0005-14  夜間飛行 入山 さとし
9.5
17
4
9099-0006-04  マドンナ いのまた みゆき
8.8
10
5
9099-0006-06  路も狭に いのまた みゆき
8.7
6
6
0199-0014-03  雪 竹内 みわ
8.2
7
7
9099-0006-07  SHADOW STEPS いのまた みゆき
8.1
2
8
9199-0001-02  もも 東田 亜希
6.2
27
9
0099-0001-18  南海の芽吹き もと のりゆき
6.1
2
10
0099-0004-15  子供への愛 齋藤 ユノ
6.0
7

●○全体の動向○●

5月から6月に入り、夏のように暑い日が続くかと思えば、肌寒い日が戻ってきたり、天候が落ち着かないまま梅雨に入ってしまいました。

ゲスト達の構成も男女比は、1:1を維持し、前回と大きな変動はありませんが、少し動きが鈍かったため、投票期間を1週間伸ばしています。

今回の大きな動きは、若い会員の作品が大きく伸びたことでしょう。Giorgioさんの「カナリア」は、ベスト10に定着し、着実に順位を上げてきていましたが、前回の5位から1位となっています。
また、いのまたさんの「マドンナ」「 路も狭に」「SGADOW STEPS」の3点が、揃ってベスト10に入りました。

また、顔のある風景などの写真作品が、今回は珍しくベスト10に入りませんでした。
写真作品は「ぴくちゃギャラリーBe.Too」の影響もあって質の高い作品が増えているので、また新しい動きがでてくることでしょう。
ぴくちゃギャラリーBe.Tooの写真作品は、今回の投票対象作品の締め切りが6月15日と言うこともあり、投稿がたて続き延べ563点(今回対象作品367点)の投稿がありました。
そのうちclick!network会員の作品は、少しずつですがギャラリーでも紹介されます。ネットでの投票と、ライブギャラリーでの投票結果を比べてみるのも、興味深い事だと思います。

Be.Tooの周囲の再開発だけでなく、ギャラリーの動きも少しずつ変わりはじめているようです。

●○個別作品の印象○●

今回1位となったGiorgioさんの「カナリア」は、#25ベスト10に10位で入ってから、8回連続してベスト10入りを果たしています。
耽美な作風のこの作品は、若い女性の支持が中心ですが、このような作風は時代と共に確実に広がりをみせており、ひとつの方向性を示してくれているようです。
いろいろと忙しく、新作は遅れ気味ですが、7月頃には新しい作品が出てくると思いますので、これからが楽しみですね。

日南田さんの「昼」も、今回でベスト10連続記録を更新しました。
入山さんの「Metropolitan Night」の連続14回を越えて、15回となりました。
ゼネラルイメージの条件はクリアしているので、次回の「ちょろぴ/夏の新作」が出てきた時点で、常設展示となる予定です。
この「昼」をもとにした「ちょろぴの絵本」が、現在企画中ですので、近いうちにご紹介できるかも知れません。

第2回ゼネラルイメージ「眠るなBabe」の作者である、いのまたさんは、しばらくの充電期間の後に、次々と新しい方向を打ち出していますが、今回は現在ギャラリーに展示している「マドンナ」が4位に、「 路も狭に」が5位、「SHADOW STEPS」が7位と、全作品がベスト10入りしています。
「眠るなBabe」は、若い女性のみの支持でしたが、その後の作品は男性層からも支持を集めるようになりました。
これからの活躍が、大いに期待される作家の一人です。

入山さんの「夜間飛行」も、そろそろ次の新作が登録されるころですので、ゼネラルイメージへ移行されることになりますが、7月4日から原宿の積雲画廊にて絵本原画展が開かれます。
入山さんらしい、やさしく暖かい作品に会えることができるでしょう。
※詳細は「お知らせ」をご覧ください。

竹内さんの「雪」は、4回目のベスト10入りです。
シーズン的には外れてきましたが、猫に対する愛情と懐かしさを感じる暖かさと深みのある雰囲気が、伝わってきます。
本格的な暑さがやって来たとき、動きが注目されるでしょう。

東田さんの作品は、多くののものがベスト10に入っており、それ以外のものも検討しています。
独特の不思議な世界を次々と精力的に制作されていますが、今回8位となった「もも」は、その最初の頃の作品で、根強い支持を集めています。
「カメナップル」と新規展示の「キウィ」が11位、12位と健闘しているので、近いうちにベスト10へ入ってくる可能性もあるでしょう。

第1回 ゼネラルイメージ「常春高原」のもとさんの、久々の新規展示作品である「 南海の芽吹き」が、ベスト10の9位に入ってきました。
ハワイでの仕事で現地に行っていましたが、南の海を題材にした作品は、これから期待できそうです。

10位の齋藤さんの「子供への愛」は、2回目のベスト10入りですが、「愛」のシリーズでは4回目になります。
今までのリアルな人物像に対し、軽く明るいタッチのこのシリーズへの注目は強く、実績も出てきました。
何処かでお目にかかることもあることでしょう。


ベスト10外作品では、11位「カメナップル」、12位「キウィ」東田さん、13位「アッ!」木村さん、14位「ポポおじさん」Kannaさん、15位「花かぼちゃ・春」川口さん、16位「Lighthouse」入山さん、17位「DB」Kannaさん、18位「STRAY CAT」広野さん、19位「ジッタ君家」日南田さん、20位「ROOM」林さん、でした。


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