すっかり春らしい陽気に気を緩めていると、寒さが戻ってきたり、油断ができません。
杉の花粉はピークを過ぎましたが、檜の花粉はまだ続いています。体調を崩しやすい季節なので、気をつけてください。
Be.Tooでは、新学期を迎え、学生が少しずつ増えてきました。
男女の構成比は、ほぼ1：1となり、いつもよりも女性層が弱めのようです。

今回は学生層では女性が多かったこともあり、ベスト１０でも女性会員の作品が目立っていました。

４月２３日からの展示では、新規会員を含め、新しい流れの作品が展示されています。これらの作品がどこまで伸びるか注目したいところです。

今回も上位の顔ぶれは、大きな変動はありません。
新しいところでは、東田さんの「クリネズミ」が、展示２回目でベスト１０入りしました。この作品は「もも」「そら豆」などの果物や野菜を中心として、そこから新しいイメージの世界に入り込む「Botania」という世界のひとつです。
同じく展示された「カメナップル」も健闘しており、これから続く「Botania」シリーズも期待できそうです。

日南田さんの「ちょろぴ」シリーズは、「昼」が１位を続けています。
「ジッタ君家/おやゆび姫は帰らないの」も１９位となっていますが、今回新規展示されていた２点は、残念ながら残りませんでした。
傾向として、全体の色調がはっきりとしている作品が強いようです。
立体の作品なので、難しいと思いますが、色のメリハリがもう少し明確にでてくると良いかも知れません。

いのまたさんの「路も狭に」が、初の３位となりました。「マドンナ」も６位となって、若い女性に支持されている作品らしい動向を見せてくれています。
２３日からの展示では、また違う流れの作品が展示されます。
どのような方向を目指すのか、長い目で見ていきたいと思います。

Giorgioさんの「カナリア」は、すっかり定着しました。
やはり圧倒的に女子学生、OL層の支持が高く、このジャンルが社会的に認知されはじめていることを示しているようです。

木村さんも「顔のある風景」で、ベスト１０に定着しています。
佐藤さんの「顔のある風景(渋谷)」は、「顔のある風景」の最初の作品ですが次回あたりからゼネラルイメージへ移り、常時展示作品になる予定です。
今ではBe.Tooだけでも約１０名の会員が「顔のある風景」作品に参加しており、「ぴくちゃギャラリーBe.Too」でのWeb会員登録も１００名近くまでに、広がりを見せています。
その中でも木村さんは、総合点数でも３位の位置を確保しています。

竹内さんの猫の連作作品も、「雪」は季節を越えて安定した支持が期待できそうな動きを見せていおり、次の作品が期待されています。

入山さんは、２位の「夜間飛行」と１２位の「Lighthouse」が安定した支持を重ねています。そろそろ具体的な絵本への動きが始まるでしょう。

今回は、齋藤さんの「愛シリーズ」連作は、各作品に票が散らばりベスト１０入りはありませんでしたが、総合レイティングでは12.0と全体での支持は変わらずに続いています。
Kannaさんの「ポポおじさん」も１７位につけており、柏葉幸子さんのお話がOLを中心にした層に広く読まれていることをうかがわせてくれます。
また、さらおさんのStudio Maxを使った３ＤのＣＧ作品「I love it loud」は、その前の作品「Shout it out loud」を発展させたものですが、前回と比べると明確な反応も出てきて、これからが期待できそうです。

１１位からの作品は、以下の通りです。
１１位「顔のある風景/サンタフェ01」佐藤さん、１２位「Lighthouse」入山さん、１３位「そら豆」東田さん、１４位「オーイ！」木村さん、１５位「顔のある風景(Stand by) IFさん。

以上でした。