6月から続けてきた庭先昆虫観察記も一段落したと思ったら、庭に新顔が登場しました。
池もないのに何故?と言うことで、しばらく様子を見てみましょう。

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ぺっこり夢

夢之介日記番外編

千柳軒看板

ガマ蛙の親子

2002年08月12日月曜日
東京は、今日は曇りがちで雨模様になるとのことですが、ここのところ毎日、朝と夕方に畑と庭木(実がなるか、スパイスばかりですけど)に水をまいていました。
昨日の朝、水をかけたら、草の中に大きめのコガネムシくらいのものが、もそもそ入って行くのが見えました。
良く見ると、体長3センチぐらいのガマ蛙です。
今年の春、冬眠からさめた15センチぐらいのガマ蛙がいたので、その子供だと思うのですが、不思議なのは家には池がないこと。

川が近いけど、流れがあるのでオタマジャクシは育たないし、どこからくるのでしょうか?
日経新聞の夕刊で新しく始まった小説「鉄塔家族」にも、庭にガマ蛙が何年も世代を重ねているが、池もないのにどうしているのか?と主人公が訝しがっていましたが、本当に不思議です。

左は8月11日「月桂樹」の下「龍の髭」の植え込みに潜っていた、今年生まれた子供のガマ蛙。
右は3月26日 軒下の植木鉢の角にいたガマ蛙の親。
できるだけスケールを合わせて見ましたが、子ガマは本当に小さく、クワガタよりコガネムシのサイズです。
左上は子ガマのアップ。姿は親蛙とほぼ同じ、大きさから見ると7月にオタマジャクシから蛙になったばっかりだと思います。
これから毎年大きく成長して、親と同じ大きさになるのでしょう。

フレッド君の日常と名前の由来

2002年08月15日木曜日
連れ合いの春丞は、良くいろいろな動物を押しつけられてきます。
4〜5年前はアマガエルを押しつけられ、シンディと名前をつけて飼っていましたが、いつの間にか餌の虫取りは夢之介の仕事になってしまいました。
人間でも動物でも、食べるものは最後は夢之介の担当になってしまいます。はて?

蛙は生きた虫しか食べないので、これは結構たいへんなのです。
蛙の目は動いているものだけしか見えないので、動かないものは餌として認識できません。一番の好物は蠅なのですが、昔と違ってたくさんいるわけでもなく、しかたがないので花アブをつかまえたりしていました。
連れ合いもまねして捕まえて与えたら、なんと花アブではなくてハチでした。
シンディはパクッと加えた後、急に口を開けハチをはきだしてずっと口を開けたまま固まっていました。
考えてみると、そのあたりから、餌の虫取りが夢之介だけの仕事になったようです。

最後はきちんと話をして、自然の動物は自然に帰してあげようと、近くの湖に放してあげました。(虫取りが大変になったからという理由も少しあります。)

今回、家に居着いたガマ蛙は、毎朝水やりをすると姿を現して挨拶するようになりました。
そこで今日はフレッドと名前をつけて、もう少しその日常に迫ってみることにしたのです。
何故フレッドかというと、友人夫婦がフレッドとシンディなので、シンディに合わせて名前をつけたのですが、二人とも蛙に似ているわけではありません。(笑)
アマガエルのシンディです。アマガエルのくせにガマ蛙のように太ってます。少し毒をもっているので気をつけないといけません。
8月14日のフレッド----たっぷり水をあげたので、満足して草むらから出てきてしばらく散歩していました。月桂樹の木陰は、一日陽が射さないので枯れ葉の下に身をひそめているようです。枯れ葉は月桂樹の葉なので、料理をする人にはフレッドの大きさがお分かりになると思います。

8月15日のフレッド----今日は水浴びの時は出てきたのですが、その後はすぐに隠れてしまいました。何か怖いことでもあったのでしょうか。近くの龍の髭の草むらに、フレッドと同じ大きさのものがいます。仲間かと思ったらエンマコオロギでした。フレッドより大きい虫がたくさんいるのですね。頑張れフレッド!
↑草むらに身を潜めるフレッド。身体の色が保護色になって、見つけにくくなっています。

草むらを跳び回るエンマコオロギ→

フレッドの周囲に住む大きい虫たち
カマキリ嬢は、怖いもの知らずなのか柘植の上に堂々と姿を現しています。キャベツにいたときは小さく緑だったのですが、もうこんなに大きくなりました。→
雄のカマキリ君は、軒下のハーブのプランターに住み着いています。↓