美術茶論

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ライブギャラリーBe.Too
第94回ベスト10発表

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2005年05月09日〜05月29日

ぺっこり夢 2005/05/09〜2005/05/29投票順位 

順位
作品ナンバー
作品名
会員名
レイティング
展示数
選出数
1
0099-0009-87
 こおろぎくんの演奏会1
 日南田 淳子
14.6
7
7
2
0299-0062-02
 Indicolite (インディゴライト)  Ryu Takeuchi
9.1
11
10
3
0099-0002-136
 顔のある風景 3人のいる「箱」  佐藤 隆俊
8.4
19
10
4
0199-0026-46
 ぼく雷庵よろしく  蕭 雪華
7.8
2
1
5
0199-0021-74
 風よ来い!  荒木 陽子
7.5
2
2
6
0199-0016-11
 お馬さんにのって  なおねこ
7.0
15
7
7
0199-0006-32
 はかない季節  Giorgio de Cama
6.8
2
2
8
0099-0033-01
 竜の子たろう  はっとり みどり
6.7
11
6
9
0099-0042-06
 芽ばえ  望月 香矢子
6.5
6
1
10
0299-0063-04
 ぞうさん〜あたたかな場所〜  nak
6.4
5
1

●○全体の動向○●


風邪をひいてしまいました。少し良くなったら出かけてはぶり返しを続け、こじらせて気管支炎になって、久しぶりに医者へ行くことになり、近所にできたクリニックへ初めて言ったのですが、お年寄りで一杯でした。
大きな病院からこぼれて、近くのクリニックに来ている人が多いようです。
咳がなかなか抜けず、極力無理をしないようにしていたら、更新が一週間遅れてしまいました。<大丈夫か?


今回の展示期間中、ガードレールの鉄片事件が話題になっていて、何とも面妖な展開になってきました。
初めは少年が怪我をしたと言うものでしたが、次々に発見され、あっという間に全国に広がって行き、一万件以上も報告されるようになって、いたずらどころの騒ぎではなくなっています。
数週間前までは、その存在すら誰も知らなかったのに、何年も前から全国で存在していたと言うのは、情報が氾濫している時代の盲点が指摘されているような気がしました。
誰も知らない当たり前の出来事が、まだまだたくさんあるのでしょう。
何だか、情報に囲まれて何でも知っている(その気になれば、知ることができる)気になっていても、本当は何にも知らないと言うのが現実の姿なのかも知れません。

Be.Tooも知らない人の方が圧倒的ですし...、Too.comがもうすぐリニューアルするので、Be.Tooももう少し積極的に考えないといけませんね

その前に、自分のところも何とかしないと....。

今回の投票は、男女比が1:4と女
性層がいつも以上に強い傾向になりました。
男性層の変動よりも女性層の変動が大きく、投票数が伸びているので比率の変動が大きいのかも知れません。
全体の動きは、やはり男性層が強い作品の順位は伸び悩み、女性層の強い作品がベスト10に集まっているようです。


●○個別作品の印象○●

ベスト10も大きな変動は少なくなってきました。そこで前回からベスト10に入らなかった作品や、
展示は残らなかったけど、記憶に残った作品を「SHINJO作品」として紹介することにしました。 


サポーターのコメント:女性<
●少女 ●青年 ●成年 ●熟年 >: 男性< ◆少年 ◆青年 ◆成年 ◆熟年

1位
日南田さんのちょろぴ、「こおろぎくんの演奏会1 」が、今回も2位以下を大きく引き離して1位を続けています。
サポーターたちの投票も、作品へのそれぞれのこだわりも伝わってきますが、やはり「ちょろぴらしさ」と言う点で、共通する雰囲気があるのでしょう。
心の優しさ、ちょっと寂しさが漂いながらも、前向きに進もうとする「ちょろぴらしさ」が、見る人を励ましてくれるようです。

●かわいい!!

2位
Ryuさんの「Indicolite (インディゴライト)」が2位となり、ゼネラルイメージにノミネートされました。
サポーターも安定しているようなので、恐らく次回は常設展示へ移ると思われますが、この段階で足踏みしている作品もあるので、油断はできません

ただ、女性層の支持が強い作品なので、大きな変動はなさそうです。
その次の段階では、作品への応援なのか、作家への応援なのか、これから新作を含めて問われることになりますが、どんどん世界を広げていただけると良いですね。

3位
佐藤さんの「 顔のある風景 3人のいる「箱」」も3位でゼネラルイメージにノミネートされました。
どちらかと言えば、男性層が強めの佐藤さんの作品ですが、作品への応援よりも作家への応援と言った傾向が強いようです

実験的な作品に対しての反応が、他の作家への応援よりも明確に見られるので、新しい試みやイメージが期待されているのでしょう。
7月は、しばらく中断していたワークショップが開かれるそうです。
詳しくは会員のページの写真館連絡帳をご覧ください。

4位
蕭さんの「ぼく雷庵よろしく」が、ベスト10へ初登場、4位となりました。
と言っても、この構図、以前にも同じ構図で雷庵くんの幼犬時代と成犬時代のものがありました。
描き手としてのこだわりで、描き直して再登場と言うわけです。
反応は順調なので、作家の意図がサポーターたちに伝わっているようです。

5位
荒木んの「歳時記ニャーミィ」は、次回に続き「風よ来い!」が5位となり、今回で2回目のベスト10入りです
投票も、それぞれ個人毎に行っているので毎回波がありますが、前々回はその波の底にあたったのでしょう。
その後のサポーターの応援は順調に進んでいるので、またイチローのように記録を何処まで伸ばしてくれるか、楽しみですね。
●かわいいでス!
●!!! 雰囲気がものすごく!!! しかも、今回はキャラが大きめなので、より愛らしくはっきり見えて、とても印象的ですね!!!

●さわやかで可愛いです。

6位
なおねこさんのお馬さんにのって」今回は6位となりました。
マイペースの「なおねこ」も、次第に定着してきたようです。

なおねこさんも、子育てと「なおねこ」育てに、がんばってください。

※作者とキャラクターが同じ名前なので、初めての人には紛らわしいですね。

7位
Giorgioさんの「はかない季節」が7位となりました。
歳時記カリグラフィの母の日「お母さんありがとう」は31位でしたが、次第に楽しみにしている人が増えてきたようです。
若い女性が中心だったGiorgioさんの作品も、若い男性や年齢層の高い女性も加わって、幅が広がり始めてきています。
どこまで広がるか楽しみですね

●まだまだ散らない、これからでしょう。

8位
はっとりさんの「竜の子たろう」は8位となりました。
学校やお仕事以外のお付き合い、子育てと仕事の両立は本当に大変そうです。
同世代のサポーターの共感と声援も力強く広がっているので、そろそろ次の段階へ進めると良いですね


9位
望月さんの「芽ばえ」は今回は9位でした。
サポーターの方々の支持も、同時に展示された作品の中からこの作品に集まってきました。
色彩や構図が、素朴でアルカイックなイメージを醸し出しているようです

他の幻想的な作品と比べると、力強さや明るさが感じられるからでしょうか。


10位
nakさんの「ぞうさん〜あたたかな場所〜」が10位でベスト10に初登場です。
非常に独創的なキャラクターのため、今回のSHINJO作品にも取り上げたのですが、サポーターも広がりを見せているようです。
考える力もあるので、逆に理詰めの作品を作るのではなく、自分の感性に素直になって独自の世界を探し当てていただきたいものです。

●なんだかホッとします

11〜20位

11位「フモフモさん モフモフ遊び」ATELIER TOYOKOさん:--今回は少し元気がなかったようです
12位「子守歌」高野さん:--次第に順位が上がってきました。
●美しい世界が伝わって来ます!!
13位「ちょっと小太り潤くん」蕭さん:--今回も雷庵くんに譲ったようですね。
14位「モグラファミリー」入山さん:--家族の暖かさが伝わってきます。
15位「水仙」繭さん:--CGが故に、必要最小限の表現へ向かっているようです。
●色使いが好き
●しっとりとした女性の魅力
16位「若様侍、只今参上」蕭さん:--まさか?灰色の追っかけはしていないと思いますが....。
●さわやかで可愛いです。
17位「 顔のある風景 おいしくるっと!」佐藤さん:--良く見ると愛嬌があります
18位「アタシノ宝物 〜昔飼ってたポチの骨〜」adrenalineさん:--ちょっと伸び悩んでいるようです
19位「」HANAさん:--なかなか咲きません。がんばれ!
20位「ツーショット」開楽さん:--恥ずかしがって、発展しないのでしょうか?。


応援メッセージ
20位までに入らなかった作品への書き込み紹介です
22位「天下の素浪人、助っ人いたす」蕭さん
●某バンドのリーダーに似て良い味を出してます。
29位「春」繭さん
●とてもかわいいと思います。

SHINJO作品18
記録より記憶に残る〜新庄の言葉から〜心情的作品紹介
0299-0063-04「ぞうさん〜あたたかな場所」のnakさんは、とても独創的なものを持っている方ですが、ともすれば周囲の「常識」に合わせてしまう協調的な性格も併せもっているようです。
ぞうさん 〜春のお友達〜
を見ると、ぞうさんの顔の造作が常識に捕らわれないものであることが、より鮮明にお分かりいただけるでしょう。
人と違うからこそ、数ある作品の中でも目立ち、受け入れられない人もいる反面、支持も受けることができるのだと思います。
キャラクター的には「Wan Cup! 元気にジャンプ!.」のように、多くの人に受け入れられやすい作品もあり、それはそれで完成度が高く、nakさんの才能を感じさせてくれますが、オリジナリティと言う点から見れば、ぞうさんは正にnakさんでなければ描けなかった作品ではないでしょうか。
nakさんはまた「」のように、少女らしい瑞々しい感性を持っています。
人に合わせてゆくのではなく、自分の感じる世界を素直に描き続けてゆけば、他の人には描けない独自のスタイルを身につけてゆける作家だと思います。
この先、どこまで行くのか楽しみですね。


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