美術茶論

click!network:
ライブギャラリーBe.Too
第79回ベスト10発表

click!net
2004年06月21日〜07月11日

ぺっこり夢 2004/06/21〜2004/07/11投票順位 

順位
作品ナンバー
作品名
会員名
レイティング
展示数
選出数
1
0099-0009-66
 夏のおひるね
 日南田 淳子
13.0
15
9
2
0099-0027-08
 アクアールドシリーズCoral Snow  TAKA
12.3
9
8
3
0299-0026-01
 さよなら  夜舟
10.9
36
4
4
0099-0002-128
 心に残る風景 晩秋のひと休み  佐藤 隆俊
9.2
10
7
5
0099-0009-69
 空があおいね・・・  日南田 淳子
8.7
13
9
6
0299-0036-26
 幻想メリーゴーランド-3  北野 玲
7.8
13
5
7
0199-0026-04
 おかあさんあそぼ?  蕭 雪華
7.5
36
3
8
9099-0006-15
 Yellow Magic  いのまた みゆき
6.7
9
3
9
0199-0021-63
 紫陽花の小途  荒木 陽子
6.1
1
1
10
0299-0059-01
 『DeathPlay』 〜ギロチンごっこ〜  adrenaline
5.8
2
1

●○全体の動向○●


第79回展示最終日の今日は、参議院選挙の日でした。
東京は梅雨明け宣言もないまま、雷と夕立で真夏の1日が終わり、どこのテレビ局も選挙速報を流しています。
12日になれば、ギャラリーの第80回展示が始まります
。でも8月1日の第81回展示の切替えの時には、誰の記憶にも残っていないかも知れません。
展示された作品も、何時までも覚えていただける作品はごくわずかに過ぎないのかも知れませんが、それでも誰かの心にいつまでも残ってくれることを信じたいものです


作品の動向は、ようやく季節とベスト10作品のイメージが合ってきたような感じがします。
夏らしい作品が、自然に上位に来ているようです。この所、季節と歳時記のズレが大きかったのですが、9日の夜に浅草のほうずき市へ行ってきました。
昨年は雨のため、どこの店もあがったりだったけど、今年は夏らしく晴れて人出も多く夜通しやるとのことでした。

にぎやかな屋台に、涼しげな風鈴の音。ほっとさせられます。

今回の投票の男女比は1:4となり、男性層と女性層の比率は平均的なレベルよりも、また一段と男性層が落ちているようです
前回もそうでしたが、携帯からの投票もだいぶ定着してきた感があります。
携帯の場合は、応援する作品や作家がはっきりしているようで、サポーターとしての意識が感じられるものが多いようです。

でも、画像が小さい。気軽に見てもらえるのは嬉しいけど、ジレンマですね。


●○個別作品の印象○●

ベスト10も大きな変動は少なくなってきました。そこで前回からベスト10に入らなかった作品や、
展示は残らなかったけど、記憶に残った作品を「SHINJO作品」として紹介することにしました。 


サポーターのコメント:女性<
●少女 ●青年 ●成年 ●熟年 >: 男性< ◆少年 ◆青年 ◆成年 ◆熟年

1位
日南田さんの「夏のおひるね」は、冬を越して盛夏を迎え、快調にとばしています。
と言ってもちょろぴは、のんびりお昼寝。寝ているちょろぴは日南田さんの夢でもあるのでしょう。
◆暑い!気持ちよさそう。

2位
TAKAさんの「アクアールドシリーズ Coral Snow」もシーズンですね。
海の大好きなTAKAさんも、今年は忙しくて行く暇があるのでしょうか。アクアールドからの招待状も溜まっているのに違いありません
◆麦酒が似合う季節だけど海の中では飲めないね。やっぱりヱビス麦酒かな?

3位
夜舟さんの「さよなら」は、長期間の展示でファン層を着実に広げてきました。
夜舟産の作品はどれもそうですが、大きな画面の方がその細やかさが伝わってきます。でも、画面が小さくてもそのメッセージが伝わらないと言うわけではないことも、良く分かります。

●夜舟さんの作品はいつも髪の毛一本一本に魂が宿っているようでドキリとする。
●真っ赤な背景に少女が落ちていくような構図が切なくて好きです。


4位
佐藤さんの「心に残る風景 晩秋のひと休み」は、前回ひと休みしたようですが、冬も春も乗り越えてきました。
そろそろ赤とんぼも姿を見せる頃、夏バテしないで秋には飛びたって欲しいものですね。

5位
日南田さんの空があおいね・・・」も夏のイメージです。
オタマジャクシのフィギーちゃんがカエルになったのは、ちょうど今頃ではなかったでしょうか?
7月26日〜8月1日、ジャスコ小牧店で「ちょろぴの世界展」が、サポーターの力で開催されます。夢は叶うものですね。
●かわいらしい!

6位
北野さんの幻想メリーゴーランド3」が安定してきました。
ゼネラルイメージとなった「幻想メリーゴーランド」をはじめ、北野さんにはメリーゴーランド作品が多いのですが、何となく懐かしくそれでいてそれぞれに特徴があって、一度全てに乗ってみたい気もします。
夢之介が手がけた事があるのは「カルーセル」ですが、「メリーゴーランド」と何処が違うのか知っている人は少ないようですね。

7位
蕭さんの「おかあさんあそぼ?」が、久しぶりにベスト10に戻ってきました。
コーギーの雷庵くんがまだ子犬の頃、毎日遊んでもらいたくて、蕭さんをこうやって見上げていたそうです。

そう言えば、家のネコは今でも遊んでもらいたがっているときは、こんな感じですね。

8位
いのまたさんの「Yellow Magic」が前回に続き8位になりました。
いのまたさんも、いろいろな試みをしていますが、やはりモダン・レトロな女性作品が一番合っているようですね。
同世代の女性の支持がそれを明確に示してくれています。そろそろ自分の焦点を絞っても良いと思います。


9位
荒木さんのニャーミィは、今回は「紫陽花の小途」が、いつものように初登場でベスト10に入りました
今やBe.Tooの歳時記を担当している感もあります。
第80回の展示でも、季節にあった新作が登場していますので、これも楽しみですね。
●前回ニャーミィ作品の新作がなかったので、寂しかったです。さわやかで、ムシムシ感を忘れるイラストですね。
●ニャーミィちゃん、また1票入れちゃいましたよぅ(〃>ω<〃)

10位
adrenalineさんの「『DeathPlay』 〜ギロチンごっこ〜」が初登場です。
人によって評価が分かれる作品ですが、若い方たちの心の中にある気持ちを素直に出していることが、支持層を広げているのでしょう。
抑えた色調で淡々と描かれているところが、逆に目立つのかも知れません。
新作も次々に登場しているので、これからが注目されます。
●テーマはダークだけどキャラが可愛い♪
●色のトーンがきれいです
●リアルかつ幻想的・・・

11〜20位

11位「あさだよ、おはよう」日南田さん:--ちょろぴの物語の始まりです。
 
●安心して眠り、気持ちよく目覚める。世界中のこどもにこの作品のような朝が訪れるといいですね。
  ちょろぴのすやすやの顔を見て、そんな願いが生まれました。

12位「ハナミズキ」HANAさん:--花は季節と結びついていますが、それを越えることもできるはずですね。
13位「子ネコ物語 夜の時間」入山さん:--ほわほわの小さな動物。入山さんらしい作品です。
 ●後ろ姿が とてもかわいいです。 青い色を使っているのに、ほんのりと暖かいかんじがしてホッとした気持ちになります。
14位「angels」斎藤さん:--体調も戻られて、これからですね。
 
●お母さんの視線を感じました。蘇我さんもいつも子どもたちをこう見ているのでしょうか。
15位「桃のっこ」吉川さん:--7月21日からの個展楽しみです。詳しくはBe.TooのBe.Too Newsでどうぞ。
 
●生き物ではないのにふくよかな感じがする。
16位「いつもありがとう!!」Giorgioさん:--思いを形にするのは大変ですが、やりがいもありますね。
 
●がんばれ!
17位「『DeathPlay』〜首吊りごっこ〜」adrenalineさん:--共感する方が増えています。
 
●新鮮です
18位「人魚」サクラさん:--サポーターの方たちが応援してくれています。
 
●もっと他の作品をみてみたい。
19位「水色の雨」夜舟さん:--心の中の雨は季節には関係ないのでしょうか。
 
●夜舟さんの描く女の子は繊細で大好きです。
20位「フモフモさん みんなで食事」ATELIER TOYOKOさん:--ちょっと梅雨で中休み中のようです。


SHINJO作品03
記録より記憶に残る〜新庄の言葉から〜心情的作品紹介
0299-0043-01「神の仔羊」みかさん
みかさんはプロの漫画家さんです。
びっくりしたのは、この作品が「お絵かき掲示板」で描かれていたこと。
今はお休み中のご自分のホームページに、その制作過程が紹介されていましたが、ソフトのマニュアルで覚えたと言うのではなく、自分で試行錯誤しながら描き方を開発されていました。
これは、描く力と意欲がなければできないことです。
ブラシもプラグインや様々なエフェクトを使うことなく、これだけの絵を描かれている。それだけで多くの人は脱帽するのではないでしょうか。
あどけなさの残る仔羊の表情もすばらしいと思います。
この作品を支えてるサポーターの方には、もっと多くのものが見えているのではないでしょうか。

 ■作品及びclick!networkへのお問い合わせは、こちら
 
▲先頭に戻る