前回は夏が戻ってきたようだと書いていたのに、あれからアッという間に涼しくなって、今日6日は晩秋を思わせる肌寒さです。
阪神の優勝も、今の気候なら5000人を越える「道頓堀ダイブ」はなかったでしょうね。
Be.Tooもスタートして、この10月で4年になろうとしています。
本当に月日の経つのは早いものです。

毎回更新するときは、バタバタしてその回のことばかり見てしまいますが、ギャラリーのシステムはスタート当時と大きく変わりました。
最初は、私のところとclick!Tooでスタートしたのですが、担当者も3回代わり、昨年click!Tooが親会社のTooに統合されてからも、Be.Tooの移転や部門移動が続いて、その都度の調整が日常化してしまったほどです。
しかし、データベース・システムはそんな中でも少しずつ進められて、おかげさまで作品登録や展示の更新など、全てネット上で処理できるようになっています。

今年の目標としては、パイロット・ギャラリー・ショップの立ち上げでしたが、これは今のBe.Tooの近くと言うことで代官山周辺をあたってみたものの、なかなか良い立地と出会えません。
これは焦っても仕方がないので、もう少し時間をかけて行きたいと思っていますが、将来的には海外にもギャラリーを出したいので、今月は上海や広州への出張のとき、向こうも見てきたいと計画しています。
心配していたSARSは、まだ今のところ大丈夫みたいなので、今のうちに行って来ます。
4周年を記念して行事も考えてみましたが、幹事会員も忙しいこともあり、記念行事は来年5周年にまとめて行うことにしました。
あと4年後には、どうなっているのでしょうか？

今回の投票は、展示期間が不定期だったためか、ばらつきが目立ちました。
男女比は1：4で、男性層特に若い方の落ち込みが大きいようです。
サポーターの動きは、前回とあまり大きくは変わっていないようですが、大学の夏休みは9月一杯続くところもあるようで、10月から新学期と言う学生の話も聞きました。うらやましいと言うか...、大丈夫？と気になってしまいますね。
ベスト10の上位は、大きく変わることもなく順調に続いているようなので、しばらくゼネラルイメージが続くかも知れません。
今回、TAKAさんの「アクアールド・シリーズ　BUBBLE BALLOONS」が、ベスト10の10回目を迎えました。その後は夜舟さんの「言葉にできない」が9回目で続き、開楽さんの「Ｄ公園にて」と北野さんの「幻想メリーゴーランド」が8回目で続いています。
TAKAさんの「BUBBLE BALLOONS」次回も続けば、最短で22番目のゼネラルイメージ入りを果たすことになりますが、この辺りで消えてしまった作品も過去にはたくさんありましたので、サポーターの方々の応援もよろしくお願いいたします。

10月の展示は、こちらの出張の関係で1週間延長し11月2日まで行うことになりました。
次は冬になっているのでしょうか。

夜舟さんの「言葉にできない」は、すっかり1位に定着したようです。
次回もベスト10に入ると、ゼネラルイメージの候補となります。
他の作品でも「さよなら」が11位、「世界をとめて」が19位「沈める睡り」が20位にと、前回に続きまた展示作品全てが20位以内に入りました。
サポーターの方々の想いが途切れずに続いているのは素晴らしいことだと思います。
新しい展示には、久しぶりの新作が出ているので、これも楽しみですね。

TAKAさんの「アクアールド・シリーズ　BUBBLE BALLOONS」は2位をキープし、最短で10回のゼネラルイメージ候補となりました。
そろそろ、全体像を紹介する用意もできたようなので、これから「アクアールド」の世界が大いに広がるかも知れません。
海の中でも、陸と同じような季節もあるそうです。どのような世界が待っているのでしょうか？

3位は 開楽さんの「Ｄ公園にて」です。
こちらの作品も、あと2回ベスト10入りすると、「ガマン大会」に続きゼネラルイメージの候補となります。
そろそろ、次の段階へ進む頃でしょうか。

佐藤さんの「顔のある風景 ニコリンネ」は今回は4位になりました。
「心に残る風景　夕暮れの石神井川」は16位、「お兄ちゃんの入学式」が18位です。
益々忙しそうで、ワークショップもなかなか進まないようですが、これから参加者が多くなりそうで、参加者の新作も楽しみですね。

北野さんの「幻想メリーゴーランド」は今回は5位となりました。
前回の「メリーゴーランド」シリーズは、今回は動きが悪く、新しい展示では別の「メリーゴーランド」シリーズが新しく展示されています。
同じ「メリーゴーランド」でも、絵のアプローチは様々で、このシリーズだけでも北野さんの抽斗の深さが感じられます。
今回の動きにも注目したいところです。

宇多川さんの「東の遙」が、初登場で6位に入りました。
ファンタジー系のタッチは、女性層に人気が高いようです。
美女とドラゴンの組み合わせ、でも、主人公は案外美女に抱かれている猫だったりして。
この猫のキンタは、これからもいろいろな所で出てくる予感がします。たぶん。

高野さんの「フラワー」が今回は7位になりました。
あまり目立たなかった作品ですが、連続してベスト10に入ってきました。
このところ、ギャラリーに登録される作品で、線が表現のポイントになっている作品が増えています。
高野さんの線も、次第にまとまってきていますが、それだけ競争も激しい表現だけに、これからの精進が期待されるところですね。

吉川さんの「森のなかま いっしょにあそぼ」が、連続してベスト10入りし、8位になりました。
前回紹介したように吉川さんは、人形劇から始めた人形作家ですが、その作品はARTBOXインターナショナルから出版されている「『森のなかま』吉川　潔　作品集」で、詳しくみることができます。
実際に動く人形達が、これからどう育ってゆくのか、ぜひ先を見てみたいものです。

八木さんの「studio_CG」が、初登場で7位となりました。
この作品は、ロットリングと鉛筆画の「studio_BW」のCG版です。
動物たちの小さな工房での物作りを見せる、このスケッチは、もともと動きを前提に描かれているので、実際に完成したものはアニメーションになっていて、現在のBe.Tooでは展示できる形式ではありません。
3DのCGなので、レンティキュラーレンズによる立体プリントもありますが、それもBe.Tooでは展示できないものです。
静止画だけでは表現できない世界を、一枚の絵で何処まで伝えられるか？ギャラリーの課題でもあります。

JAMさんの「うかれはしゃいで」が10位で、ベスト10に戻ってきました。
仔猫が生まれ、絵を描くどころでは無かったようですが、そろそろ大きくなったので、新しい作品も期待されます。
次は仔猫たちが、きっと大活躍することでしょう。
ああ、本当にうちのギャラリーは猫が多い。犬好きもがんばれ！

ベスト１０外では、１１位「さよなら」夜舟さん、１２位「ものおもい」北野さん、１３位「フィギーちゃんの夢」日南田さん、１４位「なあに」なおねこさん、１５位「空があおいね」日南田さん、１６位「心に残る風景　夕暮れの石神井川」佐藤さん、１７位「うれシーサー」わたなべさん、１８位「お兄ちゃんの入学式」佐藤さん、１９位「世界をとめて」、２０位「沈める睡り」夜舟さんとなりました。

以上でした。