今年の夏はどうしたのでしょうか。
梅雨が明けたのもつかの間、東京の今は10月頃の気温です。
その貴重な夏日に、土用にできなかった梅の天日干しを行いました。
梅を瓶に漬け戻した翌日から上海〜揚州へ出張したら、行く前は42度ぐらいあるので覚悟してきてくださいと言うことだったのに、連日梅雨のような天気で日本とかわりません。
ヨーロッパは反対に暑い夏になっているとのこと、本当に地球はどうなっているのでしょうか。

今回の投票での男女比は1：3で、前回と差はありませんでしたが、夏休みの影響か若い方の投票が落ち込んだのが目立ちました。
ギャラリーショップでは、夏休みに入るとすぐに学生が帰郷して若い層が落ち込みますが、ネットでは実際に動く時期だけ影響が現れるようです。

その影響でしょうか、今回は新規会員よりもベテランの会員の活躍が目立つようです。
真夏日はほとんどありませんでしたが、荒木さんの「ぽりぽり」や日南田さんの「夏のおひるね」など、夏らしい作品が大きく動いていました。
次回の展示は、お盆休み明けで残暑のシーズンですが、どうなりますやら。
阪神の優勝は決まっているのでしょうか？

8月の後半は、またちょっと上海に出張の予定です。
上海は一見したところ、日本やアメリカとそう大した違いはなさそうな近代都市ですが、デパートの内部構成や商品を見るとまだまだ発展途上と言った感じでした。
上海を離れ地方に行くと、庶民の生活は全く別の国と思われるほどですが、若い女性の着ている服を見る限り、カジュアルなお洒落は日本とも大きな違いはなさそうです。
男性の文化は、国によって大きな違いが目立ちますが、女性のファッション文化はそれ程大きな違いはないと言うのが一番の感想でした。
日本のキャラクターは、良く浸透しています。
若い女性達の感性は、日本とそれ程差はないようでした。

今回はTAKAさんの「アクアールド・シリーズ　BUBBLE BALLOONS」が1位となりました。
アメリカンテイストの強いこの作品は、男性層が中心に支持されています。
若い女性層が少し弱くなっていることもあり、今回は順位をあげてトップに躍り出てきました。
海の中と言うことで、シーズンに合ったイメージでもありますので、8月後半の動きも楽しみですね。
このままサポーターが広がって欲しいところです。

夜舟さんの「言葉にできない」は今回2位で、「さよなら」が14位につけています。
サポーターの方々は若い方ばかりなので、他の作品も含め少し夏休みの影響でしょうか、全体に少しパワーが落ちているようでした。
「言葉にできない」は、今回で選出回数が7回になり、ゼネラルイメージが見えてきたようです。
今回のベスト10の中では最短に位置するので、このまま続いてくれると良いですね。

JAMさんの「うかれはしゃいで」が3位になりました。
飼っている猫に仔猫が生まれて、育児に追われているようですが、そのうち可愛らしい仔猫の作品が見られるかも知れません。
何だか仔猫のおかげで、サポーターの方が増えたようですね。

荒木さんのニャーミィが「ぽりぽり」で、初登場4位となりました。
ネコ展などの為に絵本を作ろうと、毎日苦しんでいるようです。
さぼりたくてもニャーミィが「早く描いて」と催促しているらしく、忙しい中ハイペースで進んでいる様子。
これもやはりネコパワーでしょうか？

佐藤さんの「顔のある風景 ニコリンネ」が今回は5位に、「心に残る風景　夕暮れの石神井川」が10位となりました。
「お兄ちゃんの入学式」は19位と、安定した動きで推移しています。
23日にはまた写真のワークショップを葉山で開催するとのこと。夏も精力的に活動されているので、新作も楽しみですね。

開楽さんの「Ｄ公園にて」が6位でした。
この作品もサポーターが安定して、ベスト10がすっかり定位置になりました。
最近の天候は雲が多く、何となくこの作品に似たイメージの日も続いているようで、もしかしたら現実の方がこの作品世より不条理な世界になっているような気にもなってきます。
作品と現実の世界の境界は、思っているよりも近いのかも知れませんね。

北野さんの「幻想メリーゴーランド」が7位に、「ものおもい」が8位になりました。
IllustratorとPhotoshopを使って描かれたCGである「幻想メリーゴーランド」も、今回で連続して6回のベスト10入りです。
北野さんはイラストを描かれていますが、写真の佐藤さんのように作品でゲストの方々に問いかけているようなところがあり、ゲストが支持してくれる主題へのこだわりが見受けられます。
今回はベスト20位以内に入りませんでしたが、手描きの「メリーゴーランドの思い出」に加え、次回展示には「幻想メリーゴーランド2」とイメージの確認が続いています。
プロとしての一貫した姿勢は、後に続く人たちに大いに参考になることでしょう。

日南田さんの「夏のおひるね」が、初登場で9位に入りました。
１１位に「朝顔さいた」が、２０位に「ほーほけきょ」も入っています。
季節にあった作品は、逆に見ると季節が過ぎるとあまり支持が続かないのですが、ちょろぴが主人公の作品は「今年もよろしく」のように季節を乗り越えた支持を受ける場合もあります。
ただ、それは例外的なものなので、シーズンものは季節が過ぎても別枠で展示するのも良いのかも知れません。
クリスマスは、シーズンになると再展示する作品もあるので、少し検討してみましょう。
宿題ばっかりで、夏休み終わったら困るかも...。

ベスト１０外では、１１位「朝顔さいた」日南田さん、１２位「神の仔羊」みかさん、１３位「花のある風景　うず」木村さん、１４位「さよなら」夜舟さん、１５位「フラワー」高野さん、１６位「china town in USA」おおばさん、１７位「みんなともだち」KANNAさん、１８位「青空鉄球」ホソイさん、１９位「お兄ちゃんの入学式」佐藤さん、２０位「ほーほけきょ」日南田さんとなりました。

以上でした。