5月のゴールデンウィークが終わったら、東京は梅雨のような空が続き、そのまま夏になりそうな気候でした。
今年は桜も早かったので、梅雨入り前に青梅も出回り、例年より半月ほど季節が早く過ぎて行くようです。
ギャラリーの前にコンビニのサンクスがオープンし、周囲の建築ラッシュと相まって、ギャラリーの前は車や人の流れも変わってきました。
それでも投票状況を見ると、4月から引き続き男女比も1:1と、大きな変化は無いようです。
今回の展示では、動物をモチーフとした作品が3割程度を占め、その動向に注目してみましたが、やはりネコが一番多く、作品展数は8点、カモノハシが5点、犬が3点、うさぎが3点、リスが2点、ライオン1点、クマ1点、その他となっています。
強度的にもネコがトップで、カモノハシが続き、新規のリスと犬が追い上げているというところでしょうか。
Be.Tooサイトの投票も、今回は前回の2倍近くになってきました。
相変わらず、記載漏れや2重投稿などの無効票が多く、2/3が無効票になっているのは残念ですが、海外からの投票もあり、インターネットならではの形も見えてきました。
今回のベスト10の1位は、IFさんの「顔のある風景(駐車猫/駒込)」でした。
この作品は、昨年11月に初登場の時も1位となりましたが、佐藤さんの「顔のある風景」と違って、作者の見たイメージが形として切り取られ、より分かりやすい形に表現されているのが特徴です。
写真とイラストの中間に位置する作品と言っても良いかも知れません。
前回1位の木村さんの「廊下・横」は、今回は2位となりました。
冬の時は、寒さが伝わってきたお寺の旧い廊下も、夏に近づくにつれ涼しげな風景になってきました。
季節や、社会状況、見る方の心理状態など、作品のイメージや受けとめられ方は変わってきます。これからどのように変化して行くのか、楽しみな作品です。
Giorgioさんの「Vivian Rose」は、今回も3位となりました。
薔薇の花は春と秋の2回咲くので、今は最初のシーズンです。
カリグラフィが忙しく、次の作品がなかなか手につかないようですが、夏には新作が期待できるようです。
山崎さんの「空2」がまた票をのばして4位になりました。
独特の青いシリーズも次々と新作が登場します。新しい作品が加わる毎に、世界も広がっているようです。これから益々楽しみですね。
入山さんの「Lighthouse」が久しぶりに5位にランクインしました。
現在展示されている作品の中では、一番長く続いている作品ですが、あと1回ベスト10に入るとゼネラルイメージとなって、入山さんの3作目の常設展示作品となる予定です。
佐藤さんの「恥ずかしがりやのポスト」は、今回は6位となりました。「恥ずかしがり屋のポスト2」も18位につけており、連作の活躍が目立っています。
宮坂さんの「遙かなる想い/清流」が7位に初登場です。
モノクロ写真が中心の宮坂さんの作品は、どれも対象に真正面から取り組んでいて、どこか懐かしい感じがします。
いのまたさんの「SHADOW STEPS」は、今回8位でした。
この作品もあと1回ベスト10に入ると、「眠るなBave」に続いてゼネラルイメージの仲間入りの資格が得られます。
9位は東田さんの「ドライヤー」が2回目のランクインとなりました。
言葉や形の遊びから創られる東田さんの作品は、在りそうでいて存在しないものを独特のタッチで見せてくれます。
オウム貝のドライヤーも在っても不思議ではなさそうです。
10位に日南田さんの「今年もよろしく」が初登場しました。
炬燵に蜜柑と言う「お正月」作品ですが、ちょろぴの性格がよく出ているからでしょうか、次第に人気が広まってきたようです。
ベスト10外では、11位「雪」竹内さん、12位「エゾリスa16」松岡さん、13位「南海の芽吹き」もとさん、14位「マドンナ」いのまたさん、15位「オーイ!」木村さん、16位「お尻だけの日光浴」日南田さん、17位「めざめ」sayuriさん、18位「恥ずかしがり屋のポスト2」佐藤さん、19位「北135番地」川口さん、20位「トラック」須藤さんとなりました。