美術茶論 Be.Tooグランドオープン展看板 click!net
2000年04月18日〜04月21日

常春高原 No.1 もと のりゆき
1949 年福島県出身、セツ・モードセミナー、アカデミーデザインを経て、バロン吉本氏に師事し、独自の表現方法を身につけ発展させてきました。
幾つかの美術学校の講師を勤める傍ら、科学雑誌「ニュートン」の表紙や、テーマパークの壁画などを含む大型作品を描き続け、ジグソーパズルや商品のイラスト等幅広く活躍しています。最近は、いつまでも見ていても疲れず、心安らぐ絵を求め「ヒーリングワールドシリーズ」を描き続け、新しい方向性を模索していましたが「常春高原」に対するBe.Too のゲストの反応で、その手がかりを掴むことができたと、更なる新作を制作中です。
ベスト10+1
ヒーリングワールドシリーズ 「常春高原」
第8 回ベスト10 、1 位/期間総合1 位作品

顔のある風景/渋谷 ベスト10+1 顔のある風景シリーズ「顔のある風景(渋谷)」
第6 回ベスト10 、1 位作品
No.2 佐藤 隆俊
11953 年兵庫県宝塚出身、日大芸術学部卒、スタジオにて広告関連の写真を中心に活動を続け、1995 年に独立し、佐藤写真工房を設立しました。
現在は、サライなどの雑誌の仕事に加え、得意とする時計やカメラなどメカニックな分野で、グリーンアロー出版社等から、共著4 冊を含め7 冊の本を出しています。
Be.Too では、「道具シリーズ」「顔のある風景シリーズ」など、ゲストとともに、イメージの世界を発見し共有する試みを続けており、他のclick!network 会員を巻き込み、イメージの遊びを広げています。

No.3 滝沢 美子
1957 年東京都大田区出身、武蔵野美術大学大学院修了後、中村精巧印刷を経て、サンリオに入社し、制作課にて「マイメロディ」のキャラクター担当となりました。1987 年退社後、育児の傍らフリーとしての活動を続けていましたが、少しづつ制作時間がとれるようになり、「こびとさんのおうち」を描き始めたところ、Be.Too でゲストの反応があり、ストーリーを広げています。
いただきます
■作者からのメッセージ
ふつう小人といえば、ひげのはえたおじいさんの小人ですが、私の描く小人は、子供の姿をしています。 なぜなら、私たちは子供の頃、物語の中へ自由に行き来することができましたし、現実の世界でも、たえず自分と接しているものと自分が同化して、お友達になれました。それは、生き物だけでなく、火や水、お星様、お日様とも語らうことができました。 でも、今、私たちの生活は、あまりにも忙しくなりすぎて、誰もが持っていた、子供の頃の、素直で、豊かな世界を見失ってしまっているようです。 ですから、子供の姿をした小人さんを通して、再び小さな喜びを感じてもらえたらと思います。
ベスト10+1 こびとさんのおうち「いただきます」
第3 回ベスト10 、1 位作品

眠るなBabe ベスト10+1 「眠るなBabe 」
第4 回ベスト10 、1 位作品
No.4 いのまた みゆき
1975 年新潟県出身、自分の力で生きて行きたいと、親に頼らずに働きながら代々木アニメーション学院にて絵の勉強をしています。
1960 年代から70 年代の雰囲気にひかれ、影響を受けた作風で、女性の色気を感じさせますが、ゲストの中でも若い女性層に支持されているのが特色です。
絵に対する姿勢も真面目で、ステレオディスプレイへの加工なども積極的に取り組むなど、自分の知らない技法への関心も強く、Be.Too での支持が自信につながってきているようです。

猫夏3 ベスト10+1 「猫夏3 」
第3 回、第4 回連続2 位作品
No.5 広野 ただし
1967 年京都府出身、コンピュータを使用するデザイン業務を行う傍ら、写真とPhotoshop 等のソフトを駆使し、自分のイメージを緻密に表現する制作活動をこなしています。
その作品は、コンペティションやテレビ等を通して、若い層や海外でも支持を広げつつあり、モチーフは日本ならではのものがありますが、ハリウッドのモデラー等のクリエイターと共通する部分も多く、今後の活動が注目されます。 この作品は、猫シリーズの連作のひとつですが、人間と猫の融合はアニメのような曖昧な部分を感じさせず、いかにも自然で説得力のあるところが、ハリウッド的といえるでしょう。インターネットとともに国際的な文化の台頭を予感させる作品です。

ベスト10+1
6位から10位、及び+1作品は
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