美術茶論

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ライブギャラリーBe.Too
第8回ベスト10発表解説2

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2000年03月21日〜03月31日

6位 0099-0015-06
robo Kanna
6位にはKannaさんの「Robo」が、前回の8位からランクを戻しました。
前回1位の「いぬ」と5位の「yozora」は、今回はベスト10に入りませんでしたが、上位につけているので、また登場するでしょう。
4月17日からの展示には、前回のニュースで触れた「オートバイ」ものと新規作品を展示します。Kannaさんの世界が少しづつ広がってきました。

ツーリングには最適の季節になってきました。事故にはくれぐれも気を付けてください。


7位 0099-0001-15
常春高原  もと のりゆき
「常春高原」が、7位になりました。
初回から続けて連続10回の展示を勝ち残り、全期間総合データ1位となったこの作品は、Be.Tooのウインドディスプレイにライトアップパネルに飾られ、夜間も外を歩く人たちにみてもらうことになりました。
EPSONの展示会でも、B1出力のステレオ・ディスプレイで展示される予定です。

8位 9099-0006-01
Missメアリの日常 いのまた みゆき
9位 9099-0006-02
眠るなBabe いのまた みゆき
いのまたさんの「Missメアリの日常」が8位に、「眠るなBabe」が9位になりました。
「眠るなBabe」は現在の集計では、全期間総合3位に付けています。
また、いのまたさんは、読売新聞朝刊の「首都圏ニュース」で取り上げられることになり、来週取材される予定です。
これは、Be.Tooグランドオープンに関連した一連の広報活動のひとつとして、Tooの経営デザイン室広報担当の中川さんの努力で実現したもので、今後も機会があれば、click!net会員の紹介を各メディアに働きかけて行きます。

10位 0099-0014-05
はじまるよ♪  さわ みちる
10位はさわ みちるさんの「はじまるよ♪」が、展示5回目で登場しました。
この作品も「孔版作品」シリーズ4点の連作ですが、1点がサンタなので外し3点で展示しています。
前回紹介したように、3点の得点を合わせるとかなりのランクになってましたが、今回単独でベスト10に入りました。
連作の合計得点では、今回も前回同様、5位あたりに相当します。
ちょっとレトロで洒落たカード風のイメージなので、このスタイルでの展開が広がってストーリー性をもたせると絵本へ発展する可能性のある作品だと思います。

滝沢さんの「こびとさんシリーズ」は、今回ベスト10に入りませんでしたが、いよいよ新作の「ピクニック」と「船」が登場しました。
この2つの作品によって、絵本「こびとさんのおうち」の形が出来上がりました。
現時点では、一連の作品がひとつの作品にまとまった時の展示方法はありませんが、こうした例が増えてきたら、絵本での展示コーナーを作って行きたいと思います。

入山さんの作品は、基本的に全てが「絵本」になっていますが、絵本の可能性のある作品は、その他に日南田さんの「ちょろぴ」シリーズ(4月3日から、新作のお花見ちょろぴ「お昼寝より大切なこと」が展示されています)、さわ みちるさんの「孔版作品」シリーズがあります。
まだ明確になっていませんが、Kannaさんの作品も絵本にまとめられるのではないでしょうか。
本人がその気になれば、林さんの「STILL LIFE」シリーズ、齋藤さんの「女性」シリーズも、大人のための随筆絵本にすることができるでしょう。

作品集としてみると、もとさんの「ヒーリングワールド」シリーズ、広野さんの「猫」シリーズ、坂本さんの「Womem」シリーズ(4月3日から、完成度が高くなった新作が展示されています。)などが考えられます。
佐藤さんは、グリーンアロー出版などから本が何冊か出版されているので、「顔のある風景シリーズ」もまとまれば、今までの本と全く違った作品集の企画が提案できます。

ファーストステージでは積極的に、このような可能性を各会員と話し合って、明確な目標として成果をあげて行きたいと思います。

次回の入れ替えは2000年4月17日の予定です。