この昭和夢時代は1999年9月9日にオープンしました。その年の11月26日には、恵比寿にTooとライブギャラリーBe.Tooをスタートさせ、今年で5年目になります。
昨年は中国に何回か訪れ、日本が失ってしまったものを再認識してきました。
何も無いところから、ひとつひとつ手に入れて行く意欲や情熱は、今の日本ではあまり見られなくなっているように思われます。
上海などの都市部では、日本とそれ程大きな差が無いように見えますが、ちょっと奥へ入ると昭和初期から戦後の日本に見られたような風景もあり、過去と未来までがひとつの国に詰められているような気がしました。
20年前の中国は、共産国特有のイメージがありましたが、今の中国は資本主義の国より通商国家としての顔が強く、ありとあらゆる商売があるようです。
たとえ意識しなくても、世界は確実に動いている。知っていると思ったことでも、時間が経てば変化して、その知識が役にたたないこともあります。
中国だけでなく、韓国も、その他の東南アジアの国々も、世界中の国々が変わってゆく中で、日本だけがいつまでも変革の先送りを続けているわけにはいきません。
せめて自分たちだけでも、変わってゆく努力を忘れたくはないものです。
ギャラリーも、将来は上海にも出してみたいと思います。そのためには、いろいろな事をクリアしなければなりませんが、次のステージとして自分たちが直接経営するワークショップ・ギャラリーを、国内で確立することが条件となるでしょう。
今年はその第一歩として、2月のギフトショーでclick!networkの紹介を行おうと思っています。
その次は立地を本格的に調べ、いよいよワークショップ・ギャラリーをオープンすること。
何処までできるか分かりませんが、変わるための努力は続けて行くことにしましょう。
今年が良い年になりますように。
2004年01月01日